プロローグ

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それからと言うもの、おじいさんは働いた。 全盛期のそれを凌駕する程の勢いで働き続けた。 ヨボヨボとしていた身体には力が漲り、まさに筋骨隆々と言った程。 以前の経営のノウハウ、知人のツテや築いて来たコネクションを頼りに、木材を中心とした輸入会社の設立に至るまでだ。 それを桃田朗が誕生するまでに築き上げる手腕は、まさに驚嘆である。
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