プロローグ

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そして、それは鍛練に励むおばあさんに突如として降り懸かる。 「そして…時は動き出ウグェッ……」 力を解除する為に決め台詞を発していたおばあさんを襲う吐き気。 堪らず膝をつくおばあさん。 「まさか……」 おばあさんにはひとつ、思い当たる節があった。 いや、しかしそれは有り得ない筈だ。 だが一度その考えに至ったおばあさんは、それ以外に思考を働かせる事が出来なかった。 おばあさんは鍛練を辞め、一路、近所の薬局へと向かった。 当日がポイント2倍デーでは無い事が悔やまれたのは言うまでもない。
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