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やがてローズは
「よーし、ポチ。待て・・・待つのよ~?」
「ハッハッハッ!」
「・・・」
「・・・」
ポチとしばらく見つめ合って、ローズは後ろを向いた。
おずおずと近付くポチ・・・
ローズはいきなり振り返り、
「ポチ!」
「!?(ビクッ!?)」
ポチは目を逸らす・・・
「・・・」
「・・・」
長い。しかも突っ込みどころが多すぎる・・・
しばらく経ってようやく・・・
「よし!ポチ、食べていいよ!」
「ハッハッ!」
ガっ!ガッ!
エサをがっつくポチ。まあ・・・あれだけじらされればがっつきもするだろう・・・
エサはたいていハードレタスなのだが、料理のスープや焦げた肉を混ぜて味が付いているようだ。
なるほど・・・こうして残飯を処理していたのか・・・
やがてポチは食器から顔を離すが・・・
「あれ?ポチ、ピーマン残ってるよ?」
「キューン・・・」
「ポチ―。好き嫌いしちゃダメって教えたよね?」
「フーン・・・」
ローズ・・・お前がそれを言うのか・・・
ローズ「・・・(ギロッ!)」
↓
ポチ「!(ビクッ!!)」
おずおずとピーマンを食べるポチ・・・
「エライわねーポチー。」
「ハッハッ!」
ローズに頭を撫でられ尻尾を振る・・・
「ハハハッ!舐めないでよ―」
顔を舐められるローズは、一見食われているように見えた・・・
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