ラビンス

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 ウニバルゾの太陽ともいえる星、ビヨンセの下にいちするとこにネオス惑星団がある。 その中心、王星、ミィスリル ホセ・アマリリスは、世界の均衡守るネオスの守人の頭首だ。 おくがたのエリーゼは若くして亡くなり息子もあいついで突然流行した疫病で亡くなり末娘カルメンだけになってしまった。 「カルメン、すまない。」   ほんとうはこの役目を末娘にたくすきはなかった。 代々、守人の座は男性が守り、一族の娘は王家の王子達とむすばれてくるのが決まりだった。  これもこの世界の異変なのだろうか? 異変おこるときかならず世界の大きな災いがある。  ホセはそれも心配していた。 「私は、わかっていました。アイリーン様の屋敷で育ち儀式を受けた時この世界の長になるのを見たのです。」   母親に似た強い深緑の瞳はまだ十代とは思えない大人びた瞳だ。 ネオスの魔法の力を持つ一族に生まれた者はかならず五つになると『光の儀式』と呼ばれる自分の素質や将来が決まる儀式ある。 その儀式でその子によっては未来がみえるという。  カルメンも見えたのだろう。 カルメンは十で受ける『暗黒の儀式』は受けていないから知ったとしったら五つの時だろう。 「明日からお前もミィスリルに連れて行こう。」   カルメンは頭をさげ自室に帰っていった。 その後ろ姿を見守りホセはため息をついた。 娘を王家の王子に嫁がせるためならきもおもくない、むしろ喜ばしいがまさか政治にかかわらせるために連れて行くことになるとわ。 といってももうホセ自身は歳をとりすぎていてもう守人とやっていくのは引退の時期だ。  カルメンを好いている王子達もがっかりするだろう。
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