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クラハ王子とクリス姫
王妃、メリッサの具合は悪化していくなか。
白の中にも闇の力の気配が少しずつせまってきた。
危機をかんじたメリッサは幼く力に敏感な王子と姫をしばらくカルメンにあずけるこにした。
もうすぐ泉の儀式を受けるカルメンは美しさがましていた。
長いスラとした手足に細いがでるとこはしっかりでている。
「メリッサ様、私のようなものにお二人を任せていいのですか?」
青のまぢった銀髪で顔がそっくりの少女と少年が王妃の両側に座っている。
「あなただから任せるのよカルメン。」
王妃が昔のように微笑みカルメンの肩に手をおく。
それと同時にはじけるように二人がとびついてくる。
「この子達もあなたなら母とみとめると言っていますよ。」
子供は得意じゃないが……。
二人を任されたカルメンはしばらくマーシャンで勉強することにした。
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