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その人物とは生徒会長‥南海悠真だった。悠真は何も言わず黙々と廊下を歩く。
沙羅「ちょっと!!痛いです。何するんですか?」
沈黙に堪えられなくなった沙羅は不満と共に悠真に怒りをぶつけた。
悠真「じゃあ、聞くけど‥」
いきなり止まり沙羅の腕を離すと悠真は静かに呟き振り向く。いきなり止まられて沙羅は悠真の背中に勢いよくぶつかった。
ドンッ
沙羅「ぶっ‥いたぁ‥」
悠真「放送が聞こえなくて菓子手に持ってヘラヘラしてたのはどこの誰でしょうねー?」
嫌味っぽく言われた沙羅は反論したくなったが本当のことに声をつまらせる。
悠真「だから生徒会長が直々に迎えにきてやったのに‥反論するとはいい度胸だな~?」
沙羅「すっ‥すみませんでした!!!」
これ以上怒らせるとまずいと感じた沙羅は素直に謝り勢いよく頭を下げた。
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