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母「明日から‥イギリスに行くことになったの。」
沙羅「ぶっ‥ケホッケホッ‥ちょっとお母さんッ‥変な冗談やめてよね。おかげで喉にご飯つまった。」
母「それが本当なのよ。お父さんの仕事の都合なの」
沙羅「‥そんな、」
まだ状況が飲み込めない沙羅はポケーッと母を見つめた。しかし母の顔から真実であることを察知し目を伏せた。
母「でもッ!!沙羅はせっかく行きたい高校に進学できたんですもの。お父さんと話し合った結果‥沙羅は日本に置いてく事になったの」
沙羅「えっ!?でも私‥1人暮らしなんかしたことないし‥」
兄「誰が1人暮らしって言った?」
今まで黙っていた兄が急に口を開く。それと同時に沙羅の頭にはハテナがたくさん出現し兄の言っている事が理解出来ずにいた。
母「そう、沙羅には寮に入ってもらう事にしたわ」
母は何のためらいもなくニッコリ微笑むと沙羅の肩をポンポン叩き席を立ったー‥。
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