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「さて…あらためて
お帰り。アリス。」
「は、はぁ。」
マッドハッターに言われて
アリスは生返事をした。
高級そうなテーブルに並べられた
豪華な茶器と食器
それに色とりどりのお菓子やケーキ
アリスはそのテーブルを前にして
若干、戸惑っていた。
「あ、あの、私…
こうゆうお茶会のマナーとかって…あんまり知らないんですよ。」
「なに。お茶会にルールはたった一つだけさ。
楽しむ事。
それを忘れなければ、お茶会でなくてもお茶会は出来るものさ。
あとは自由であれ、だ。」
そういって、マッドハッターは懐中時計を取り出し
ベタベタと
バターを塗りたくる。
「そ、そうゆう自由は控えた方がいいんじゃ………。」
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