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深い森の中。巨大なハムスターが地を蹴り走る。
ドスン！ドスン！ドスン！
その巨体ゆえに、とてつもない衝撃が地震となって辺りを揺らす。
「わわわわわわわわッッ！！！」
アリスは眠りネズミの公太郎の背に掴むのに必死だった。
気を抜くと、振り落とされそうだ。
「ちょ、ちょっと？
早すぎるんじゃないっっっ！！！」
矢のように森の木々が後ろへ吹っ飛んでいく。
「ハムハム！
何かずっと寝てたから、パワーが有り余ってるハム！！」
鼻息荒く公太郎はアリスに返した。
「だ、だからって！！
…って
きゃあああああっ！！」
アリスの頭へ枝が掠めて絶叫する。
「もうやだー！！怖いぃいい！」
アリスはもう半泣きだ。
「アリス！落ち着け！！
素数を数え むぎゃ！！」
アリスを落ち着かせようとしたラヴィが枝に当たって
後方へ吹き飛ぶ。
「ウサギ＼(^０^)／オワタ」
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