お狸様
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次の朝、爺さんが目を覚ますと、 婆さんがケロッとした顔で布団をあげている。 「婆さん、腰は大丈夫なのか?」 「はい。今朝起きたら何ともないんですよ。迷惑掛けましたね」 爺さんは涼太に、完全にお狸様を信用させる事が出来たと、 タイミングの良い婆さんの回復を喜んだ。
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