第18話

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―9年後― 「龍くん!ご飯」 26歳になった優杞は、大人っぽさを増し、1人の男の子を呼んだ。 「ねーママ。後でお外行きたい!」 「はいはい。後でね。」 あたしは今専業主婦です。この子はあたしの息子、龍。三才児の母です。 「ただいまー…」 そして疲れた顔をして家に入ってきたのはあたしの旦那、颯大です。 「優杞…。」 「凄い疲れた顔ね…。大丈夫?」 「おかえりの深いキスは?」 優杞のビンタが颯大の頬に深く跡をつけた。 「パパー!ママは僕のー!」 「なにっ?龍、ママを独り占めする気か?」 「うん!」 おいおい…。 何を言い合っているのよ。 「龍、テクニックでパパに勝てるとおも…」 「龍に何言ってるのよ!」 「いや、だって…。優杞が可愛いから。」 「ママは世界一美人さん!」 「2人して何…」 「その困った顔も可愛い。」 「うんうん!」 はあ…。 少し意地悪な所はパパに似たのね…龍。 「それより優杞。キスは…」 「しないわよ!」 これが今のあたし達。 とても幸せで、かけがえのない日々。こんな日々がずっと続くといいな…。 「優杞ー、外いくぞー。」 「はーい」 皆さんも 素敵な恋を ~END~
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