第一話 堕天使・ヱル

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…俺の名前は、『東谷喜斗(あずまだに、きと)』アダ名は『キート』高校一年生… 喜斗「俺ここで死ぬのか?」 時間はさかのぼる。 一時間前 ???「キート、危ないって。」〓コレは俺の幼なじみ『神谷叶子』(かみや、きょうこ)あだ名は『カナコ』 喜斗「平気、平気、この山に何でも病気が治る薬草『不死病治草』があるんだろ‼」 叶子「でも噂だよ。」 喜斗「噂でもなんでも試さないと。」 叶子「(心の声・何でキートがこんなに必死なのかは、知ってる、重い病気を患ってるお母さんの為だ)」 喜斗「おっ❗アレかな」 叶子「でも随分崖の下だよ💦」 喜斗「平気、平気。」 叶子「(心の声・平気、平気は、キートの口ぐせだ。)」 喜斗「でも、どうやって、とるかな?」 ガラッ 喜斗「へっ💦」 ガシャッ 喜斗「うわぁ~💦」 叶子「キート~」 崖が崩れたのだ。 で…最初に戻る。 喜斗「俺死ぬのかな…まぁ頭を打たなかったのが不幸中の幸いだなぁ、でももう動けないし…」 パァァ✨ ???「私と契約すれば、その命救いましょう。」 喜斗「誰だ。」 ???「喋ると早く死にますよ。」 喜斗「(心の声・あんな親をおいて、死ねるか…、)契約でも何でもしてやる、俺はここで、死ぬわけには、いか無いんだ。」 ???「じゃあ、契約して、くれるんですね。」 喜斗「あぁ。」 ???「ちょっと待ってて下さい、コレコレ、じゃあ、口開けてコレ食べて下さい。」 喜斗「ムシャムシャ?、ごっくん」 ✨ 10分後 バラバラバラバラ 喜斗「あっ!救急隊のヘリだ❗」 ……………… 救急隊「落ちたのって、君だよね?」 喜斗「そうですけど?」 救急隊「驚きだなぁあんな所から、落ちて怪我一つしてない、なんて。」 喜斗「…あれっ、さっきの夢?(心の声・そう言えば薬草❗…無い〓まさか…)」 喜斗の家 部屋に入ると… ???「よっ❗です。」 喜斗「夢じゃ無かったのか…おい天使、聞きたい事が有る。」 天使「天使じゃ無くて私にはヱルって、名前が有るです…それと天使では無いです。」 喜斗「?それより俺をどうやって助けた?」 ヱル「不死病治草で、です。」 喜斗「はぁ…それがあれば母さんを助けられたのに…フツー魔法とかだろ。」 ヱル「魔法、を使える条件が…」 喜斗「このヘボ天使が💢」 ヱル「せっかく命救って上げたのに、何です、その言い様💢」 こうしての二人の奇妙な出会いは幕を上げた。
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