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リサ
「(手紙を読んで)あの日の出来事を、二人でよく話しています。世の中には偶然の出会いはないんじゃないかと。皆さんと出会ったのは、必然だったのだと」
暗転。
BGM『デイ・ドリームビリーバー』(The Monkees)
舞台明るくなる。
(半年前)
リサ、まったりしながら雑誌を見ている。
春菜、リサの周りをグルグル回転したり、踊ったりしている。
春菜
「(踊りながら)私、始めちゃおうかしら」
リサ
「(雑誌を見て)……」
春菜
「(踊りながら)今からでも遅くないものね」
リサ
「(雑誌を見て)……」
春菜
「(回転しながら)オリンピック出ちゃうわよ」
リサ
「(雑誌を見て)……」
春菜
「(やめて)ちょっと朝日奈、聞いてるの?」
リサ
「あ、私に話してたんですか?」
春菜
「他に誰が居るの?」
リサ
「いや、大きな独り言かと思ってました。で、何ですか?」
春菜
「だから、始めようと思うのよ」
リサ
「何を?」
春菜
「だから、おスケート」
リサ
「おすけえと?」
春菜
「スケートよ」
リサ
「あぁ……」
春菜
「あぁ、じゃなくて、どう?」
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