仲直り

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「お前が総悟に笑い掛けたりするの見ただけで…なんかすげぇ胸が苦しくなってきて…それでつい…態度に出ちまった…本当にすまなかった…!」 土方が頭を下げる。 「…そんな謝んなよ…もういいから。」 銀時がそう言うと土方が顔を上げる。 「…許してくれんのか…?」 銀時が優しく微笑む。 「許すも何も…別にお前悪くないじゃん?だって…その…つまり、妬いたんだろ?沖田くんによ?」銀時が照れくさそう聞くと土方はフッと笑って…。 「…妬くのは当たり前だろ?俺はお前に惚れてんだからよ。」 銀時が赤くなる。 「…ばっ…かやろ…お前…聞いてるこっちが恥ずかしいわ…。はぁ…なんかドッと疲れたから本当に寝るわ…。」 そう言って部屋に入ろうとしてふと気付く。 「…あ、そういやぁ…お前布団届くのは明日だっけ?」 「ん?あぁ…だから今夜はソファーで寝るよ。」 銀時が暫く考えてから言う。 「…ちょっと狭いかもだが…一緒に寝るか?」 隣の寝室を差す銀時。 「……なっ…!?」 土方が驚いて銀時を見るが銀時は平然としている。 「…だってソファーじゃゆっくり寝れねぇだろ?」 土方の額に汗が滲む。 「いや…その…やっぱいいよ…ソファーで。」 銀時がきょとんとした後顔をしかめる。 「…何でだよ?俺と寝るの嫌なのかぁ?」 不機嫌そうに銀時が言う。 「そ、そうじゃねぇよ…ただ…。」「ただ…?なんだよ?」 銀時がじっと見てくる。 「……まずいだろ…色々…。」 土方が気まずそうに目を反らすが銀時の顔には?マークが浮かんでいた。 「…まずいって…何が?」 「………本当に分からねぇのか?」 土方が顔を引きつらせ、煙草を持つ手も微かに震えてる。 「……?」 銀時が暫く考え込み……ハッと気付くとカァァと赤くなる。 「な…な…何、想像してんだよ!い、一緒に寝るだけだって!!」言いながらも銀時が2、3歩後退りする。 「……やっぱさっきの無し!…襲われたくないし~~~っ!」 最後は口に手を当て茶化すように言う。 「ばっ…誰が…!」 土方が焦って反論すると銀時が白い目で見る。 「……ふぅん…襲わねぇんだ?」 「…ぐっ……!」 土方が赤くなって黙り込む。 「…ククッ…冗談だよ…まぁ襲ってきても返り討ちだけどな!」 銀時がニヤリとして土方を見る。土方はまだ動揺が隠せず汗が滴り落ちるのを感じた。
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