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…はほんとババ抜き弱いなぁ
うん…何でだろう？
ジョーカーとえんがある？
うーん…嬉しくない
ははははは
楽しそうだな…誰だろう？聞いた事ある知らない声だ…懐かしい
｢ジョーカー｣
言われて少年というべきかまだ性別も判定しがたい幼い子供がはっと顔をあげた
｢雫…僕は寝ていた？｣
｢うたた寝をしとったよ｣
言ってジョーカーと呼ばれた子供の頭を軽く撫でる
ジョーカー この子供の名前というべきかとにかくそう呼ばれている
それでも昔は違う名前があった様に時々思うのだがその場はすぐにどうでもよくなる
｢…退屈だったからな｣
手を払うと立ち上がる 身長110ほどで服が全体的に黒いため大人びても見える
その言葉に雫は苦笑した
身長こそ違うものの 雫と呼ばれるこの男は童顔で背も150くらいなもので服装もだぼっとした白いパーカーで頭まで隠していて幼い雰囲気を覗かせている
時折フードから白い髪が見えたりするが今の時代のファッションからしてそれを不思議に思うものもいない
二人は端から見たら仲の良い兄弟みたいに見える
｢レジが混んどったけぇね｣
ジョーカーが座っていた場所は レンタルショップ内にある 所謂退屈した子供が遊べるようになっている空間だ
レジが並んでいたため雫がそこで待たせていたのだ
｢混んでた｣
｢…混んでた…ね…ハイハイ 行くで｣
ジョーカーの指摘に適当に返す雫 どうしても言葉がなまるらしい
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