284人が本棚に入れています
本棚に追加
「行ってらっしゃいませ、お嬢様」
ドアを丁寧に開ける執事。少女は、そんな執事に軽く言葉を返した。
「ありがと」
そして外の豪華な門を通り抜けると、目の前には光沢がかった黒のリムジンがお待ちかねだ。
運転席からまた別の執事が出てきて、彼女が乗ろうとした席の扉を開ける。
「どうぞ、お乗り下さい」
少女は言われるままに席に座ると、すぐに鏡を取り出した。髪型から肌まで、くまなくチェックする。
「よし、今日の身だしなみもバッチリね!」
最初のコメントを投稿しよう!