『ルージュ・ノワール』

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本州の東あたりにある地方都市、名真市。 人口は5万人程度。自動車メーカーの本社や工場があるわけでもないのに、自動車関連の企業が街の経済の半分以上を担っているという少々変わった街。 山、市街地、海岸線など、様々な場所に敷かれた道は将来のレーサーを育みつつある。 どういう意味かって? つまり、『走り屋』が多いのだ。住民の多くは市内中心に集中し、市街地から10分も走れば民家は極端に少なくなる。 埠頭や峠、自動車専用道路。様々な場所で迫力のエキゾーストが響く。 今回は、そんな彼(彼女)らにスポットを当てた、アンダーグラウンドでスピーディなお話。 今夜も、各々自慢のチューニングを施した愛車が、真っ暗闇を切り裂かんばかりに駆け抜けていく・・・・・・・・。
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