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教室の前までやってきた。
いつもより騒がしい。
俺のクラスはハッキリ言って馬鹿の集まりだ。
だから、騒がしいのはあたりまえなのだが
今日は特別五月蝿い
教室に入って見ると
教卓の横に見知らぬ少女が立っていた。
〔誰だろう?
考えていたら
不意に声をかけられてびっくりした。
{真くんに麻依さん。 早く席に着いてくださいね。
担任の松崎 みどり先生だ。
{{はーい
俺と麻依は同時に応えた。
俺達が席に着いのを
確認すると
{では、天上院さん、自己紹介してください
と言った。
〔どうやら転校生らしい。なんだか名前がカッコいい
そう思ってる間に自己紹介がはじまった。
{北海道からきました。天上院 飛鳥です。よろしくお願いします。
〔可愛い……
見た目はお嬢様だ
完璧に整えられた長い髪
清楚な顔立ち
だれもが美しいとおもうだろう。
〔どこに座るんだろう?
脳内によぎった
〔俺の隣空いてる
〔チャンスだ。
と、思った瞬間
みどり先生が言った。
{天上院さんの席は…
少し考えて言った
{真くんの隣でいいかしら?
転校生はコクリとうなずいて
こちらに歩いてくる。
《ドクンドクン
心臓が激しく脈打つ
{よろしく
急に声をかけられて
驚いたあまり気の抜けた
声を出してしまった。
{うっうん。こっこちらこそよっよろしく。
こうして僕の隣には
転校生が座る事になった。
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