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「うぁあああっ!!」
恐怖に耐えきれない男性の叫び。小太りの男の顔はあり得ない状態であったのだ。
目から流れ落ちる血液。
目玉がくり抜かれているのだ。
見たこともない状態の顔に、女性が恐怖に負け叫ぶ。それにかぶせながら震える声で男が言った。
「に、逃げよう……逃げよう!!」
なぜ小太りの男がこうなっているのか。
そんなことなど考える余裕もないのだろう、男性は腰が抜けて床を這っているのか、画像は何度も床に当たりながら前に進んでいく。
その時だった。
耳が裂けそうな程の女の絶叫が廊下に響き渡った。
「きゃぁぁぁぁぁぁあ!!」
「ど、ど、ど、どうしたっ!?」
カメラが女性に向けられる。
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