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ガラガラ 「おは~♪」 「おはよう音羽。昨日のライブ行ったんだけど気付いた?」 「え!ごめん歌うのに必死で気づかなかった~(泣)」 「そっか…でもかっこよかったよ!」 「ありがとう♪」 「ほら―席つけ―。」 あたしの通っている高校は海鈴高校。普通の高校だ。 有名人は普通特別な高校に行かないのって思う人もいるだろう。でもこれは4人で決めたこと。 けっこう特別扱いされることもあるけどみんな普通に接してくれるので大好きだ。 「そう言えば、早瀬・須藤・上條・渡辺は午後から仕事だそうだ。それじゃ解散!」 「ん?仕事ってなんだっけ?」 「は?お前忘れたのかよ…。新曲のレコーディングだろ?」 「あぁ!そうだった☆」 「もう…音羽は相変わらずね…。」 「そこが音羽の良いところだけどな…。」 「そう言えばあの曲ってラブソングだったよね?あたしラブソング苦手なんだよね~。」 「恋したこと無いもんなあ~(笑)」 「うるさい…。みんなで居れれば彼氏とかいらないし…。」 「音羽。それは駄目よ?恋は偉大なのよ。」 そんな事を亜里沙は言う。 恋は偉大か…。 全然分かんないや…。 そんなこんなですぐに午後になって学校を早退した。
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