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それにしてもここは不思議なところだ。
球体の中から外の様子を伺っても、何処までも暗い地平線が続くばかりでおよそ人工建造物らしきものは何も見えない。
そんな空間にぽっかりと浮かんだ球体の中に私は閉じ込められているようだが…
何だか薄気味悪くなってきたな…
「おぉーい!!誰かいませんかーッ!!」
不安を掻き消す様に、私は口に両手を当て、声を限りに叫んでみる。
「だーれーかーーーッ!!いーませーんかーーーッ!!……」
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