0日目

7/41
前へ
/88ページ
次へ
  「ひッ…!!」     球体に張り付き暗闇を目を眇ながら見ていると、背後から楽しげに声をかけられた。 つまり先程とは逆の位置から声が聞こえた事になる。     何故?! 確かに後ろから声が聞こえたからそっちに進んで来たのに…       知らず震え出す体を何とか押さえ込み、私はそっと背後に顔を向けた。       『初めまして、佐々木真奈美様』   そこには一人の男性が佇んでいて、極上の笑みを浮かべている。  
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加