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そこには昔の事件で死んだはずのユウキがいた。
「あはは!!ナイスリアクションだよ秀君」
普通に接するユウキは死んだことなんか忘れさせるように笑顔だった。
「だ、だってユウキ…君は死んだはずだ…」
恐々と声をかけるとユウキは嘲笑うように言った。
「秀君、これは君の夢だよ?だれがどんな風に出てきてもおかしくないだろ?」
あっそうか、これは夢なんだ。確かに僕はさっき家で寝たんだ。
「それでユウキ、久しぶりだけど一体なんででてきたの?」
今まであの事件を後悔はしたが一度も夢に出てきた事はなかった。
「あぁ…それを話さなくちゃいけなかったね。時間もあまり無いことだし」
ユウキは少し真面目になって話を始めた。
「君は今日死にかけたね?それを回避するために僕が君の才能を開いたんだ」
ん?それは…
「つまり今日の事故からユウキが僕を救って、あの不思議な力はユウキが作ったの?」
「いや、あの力は秀君自身の力だよ。僕はただそれの鍵を持っていたからドアを開けただけだ」
意味が分からないがユウキは説明を続ける。
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