THE 1ST 起点

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僕はひどくショックを受けた。 誰よりも一番悲しんだのは自分なのに…って。 それ以来…いじめは頻繁に起こった。 靴が無くなったり教科書に落書きをされたり、まぁそこまでおおっぴらには虐められなかったが。 高校2年になってもいまだに僕は人殺しという目で見られている。 あんまり気にしてないけどね、やっぱり寂しいときもあるよ。 あぁ…7時30分だ。 さぁみなさん、人殺しの登校ですよ。 学校に自転車を漕いでいる最中に友達とすれ違う。 「おはよ~」 「うん、おはよう」 虐められたりしているとは言ったがもちろん友達もいる。 だから学校もたいして辛くはない。 朝は車の交通量が多いな、気を付けないと。 プゥアアーン!! ものすごいクラクションの音。 なんだろうと横を見る、 え…?トラックが僕のいる方へ突っ込んでくる…。
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