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いきなりの出来事すぎて何もわからなかった。
ただあの力は自分のものではないような気がした。
死ぬ間際の間隔ってああなのかな、くらいしか考えられない。
よく危険を感じると時間がゆっくりになるってやつ、あれじゃないかな。
「き、きみ~!!大丈夫だったかい!?」
トラックの運転手が急いで寄ってくる。
「あ、はい。僕は大丈夫です。気を付けてくださいね」
「ホントごめんね~、手元が狂って。さっきのきみ、異常に速かったよ。人間のスピードじゃなかった」
トラックの運転手があり得ないというような目で見てくる。
やっぱり周りがスローモーションで見えてるのに対して自分は普通に動けていたからそうとう速かったんだろうな。
さっきのあれ、なんだったんだろうな…。
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