THE 1ST 起点

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自分自身に驚きながら歩いていたらすぐに校門へとついてしまった。 クラスについて…朝のホームルームをやるまでの時間を待つ。 ちなみに自転車は置いてきました。 空いたこの時間は漫画でも読んでようかなと思って漫画をカバンから取り出すとその瞬間、真後ろから手がのびて漫画を奪われた。 「よ~うおはよ~じゃん秀~。なに?漫画?このオタクキモいわ~」 こいつは… 一番嫌いな相手、屑霧亮、通称もくず。 もくずはいつも絡んできて何かとケチをつけてくる。 「やめろよ。漫画返せ」 小さい声で反抗するがただの自己満足であってもくずには効果がない。 「はい~?なんですか~秀く~ん」 このムカつくしゃべり方と顔で自分の中の何かが吹っ切れた。 こいつには前から言ってやりたいと思ってた事があったんだ。 「汚い顔を近づけてこれ見よがしに見せつけるな。吐き気がするから」 よし。やっともくずに言ってやった。
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