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「…は?」
もくずが元々歪んでいる顔をさらに歪めて睨んでくる。
「これ以上僕にかかわらないでくれ」
なんだろう…この自信は。
何故かもくずがいつものように怖くない。
「お前…殺すぞ」
もくずに胸ぐらを掴まれて立ち上がらせられる。
それでも僕は表情を変えず、もくずから目を逸らさず、反抗した。
「こら~お前!!なにやってるか!!」
ドアから入ってきたハゲた担任がもくずを見て怒鳴る。
それを気にしないでもくずは僕の耳元で、
「今日の放課後覚悟しとけよ」
と呟いた。
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