3人が本棚に入れています
本棚に追加
「衛は今日予定あるか?」
目の前のオカマに聞きつつ、右手にはめた時計を確認すると、16時。
「今日はミチルさんのとこに遊びにいこうかなー、とも考えていますけども」
「あのオカマバーの店主か。」
「今日こそ、あの美しさの理由を聞くんだから!!」
「わかった、わかった。」
夕飯でも食べに誘おうと思ったのだが、それなら今日は自炊でもしようかな、と考えていると
「春ちゃんも一緒にどう?」
思いもよらない誘い。
「は?オカマバーだろ?」
「ミチルさんに一回会ってもらいたいの!!今まで散々あの人の話しても、春ちゃん全然興味示さないんだから」
図星。
俺はオカマには興味はない。ましてやオカマバーのボスのようなミチルさんには、もっと興味はなかった。
最初のコメントを投稿しよう!