僕たちが出会ったのは

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衛の膨れっ面を苦笑いしつつ見ながら、結局オカマバーに行くことになってしまった。 「いざ!!ミチルさんのとこへ!!」 「…おー」 オカマバーは意外と大学のすぐ傍にあり、歩いて5分かかるか、かからないくらいだった。 意外なことは続いて、オカマバーというくせに、なかなか普通の洒落たカフェのような仕様だったことにも驚いた。 「しゃれおつー。」 「…春ちゃん古い。」 衛のあきれ顔を見ていると、自分で自分の言ったことが恥ずかしくなってしまった。 まさに、穴があったら入りたい状態。思わず店に飛びこんでしまった。 「ちょっと!!春ちゃん!!」
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