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ニヤリと微笑んだ茉莉花が所属している部活は学校一有名な部活、亜理子は有無を言わさず首根っこを掴まれ連行させられた。
~*~
「ジャスミン、ここ家庭科室だよね?」
亜理子が無理矢理連れてこられた場所は第3家庭科室、何故第3まであるかは校長くらいしか知らないだろう。
家庭科室の中は何故か賑やかだ、料理の良い香りもしている。
「もしかしてジャスミンって料理部?」
「うんにゃ、違うヨ」
料理部以外に何があると言うのだろうか、普通の思考力ではたどり着けない部活動。
「おっつかれ様でぇっス!」
扉の奥は異次元だった、もっと正確に言い表すと二次元だった。
「お帰りなさいませ、お嬢様方」
亜理子は寒気と混乱と謎の恥ずかしさに呆然とした、メイドと一般生徒で埋まった家庭科室は異様な光景でしかなかった。
「コスプレ部にようこそ、アリス」
可愛らしく彩られた第3家庭科室はまさにメイドカフェ、隣にある第2家庭科室からは料理が運ばれてきている。
「あら、ジャスミン良いの連れて来たじゃない」
色白で黒くて長い髪のメイドさん、異様な格好のはずなのに品があって可愛らしい。
「腰ほっそ…、手頃なサイズで可愛い!」
「わっ…わわっ!」
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