最初のサブタイトルは肝心だよね

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メイドさんに抱き締められて撫で回される亜理子、メイドさんの暴走は別のメイドさんによって止められる。 「こら、仕事だよ冴江」 「むぅ…、ジャスミン控え室で待ってて」 冴江と呼ばれた人は熱気のある人混みの中に消えていく、亜理子達は第2家庭科室を通って第1家庭科室に移動させられた。 第1家庭科室ではコスプレ部の衣装を生産しているみたいだ、服飾部と書いてあるがコスプレ部の控え室でもあるらしい。 「ジャスミンの言ってた亜理子ちゃんだっけ、うちの部長がゴメンね」 「いえ、あの…」 ウィッグを取って会話する冴江の暴走止めたメイドさん、可愛いは可愛いのだが違和感が発生した。 「あぁ、不思議みたいだから言っとくけど男だよ」 「え…あっ…で……ええぇ!?」 コスプレ部副部長の坂井豊(サカイユタカ)、部活動を立ち上げた時の最大の被害者らしい。 「そう言う反応にはもう慣れたけどね、特殊な性癖じゃないから安心してよ」 「えぇ…はぁ…」 亜理子は驚くばかりだ、今日だけで3年は寿命が縮んだのではないだろうか。 「俺から言える事は少ないけど…、まぁ…頑張ってね」 「………え?」
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