正夢

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僕は父さんに足を切り落とされた………… だがソレは、僕を守る為で、不快な未来では無かったのだ。 今はソレだけで充分幸せだ………… 現在、僕が目覚めて二日後 いい加減助からないのが目に見えてきた。 もう、食事といえば、皆で僕の切り落とした足を食べてから何も食べていない………… 父さんは空腹と疲れでぐったりしていた……… 弟はケガは無いものの、空腹で今にも死にそうだ………… 僕は…………大量出血に空腹、多分今日死ぬだろうと、体で実感していた………… なら、今、言うしか無い!! …………僕の…………体を…………食べて………… …………………… その後、誰が助かったかなんて知らない… でもコレだけは言える、僕の正夢は全て実行された。 全て実行されたが、2つとも、僕にとっては本当に、幸せだったのだ…………
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