第二章・騎士学校

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「イリア、これ、答えて下さい」 黒板に書かれた【原力について】。 「ほえ?あ、はい、えっと…うぅぅ…」 特に難しくない問いに イリアと呼ばれた女性は項垂れるだけで 答える気配を見せない。 「はぁ、じゃ変わりに 勇者様?答えて下さい」 クラスから嫌らしい笑いが零れる。 俺は椅子から立ち上がる事無く答える。 「原力とはエールとマナの事 原力は強力な力の源であるが エールは新神 また新神を信仰する者にしか扱えず 逆にマナは古神、魔神 それを信仰する者にしか扱えない」 「流石勇者様だ」 苛めに発展したら、この教師を訴えてやる。
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