第二章・騎士学校

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イリア姉さんと呼ぶが 俺とは血の繋がりはない。 天涯孤独の身の俺を 預かってくれたのがクレンシェル家。 イリアだけを姉さんと呼ぶのはイリアが望むからだ。 「悪い、じゃサフィラ、…様の所に行ってくるよ」 「あ、うん、気を付けて」 何に気を付けるのか 訪ねてやっても良かったが 慌てふためくのは火を見るより明らか。 頷いて教室を後にする。
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