第二章・騎士学校

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サフィラは俺達に姿を見せる為に エールを使って姿を現す。 姿を晒したサフィラ 柔らかそうな桃色の髪を靡かせながら ゆっくりと地に足を付ける。 大きな紫色の瞳を開き 母の様な優しげな頬笑みを浮かべた。 見惚れる様に凝視し サフィラが一糸も纏わない 首飾りだけを首に巻いた姿だという事を忘れてしまった。 「慣れたかしら?」 頬笑みが悪戯な笑みに変わり 頭から爪先までじっくりと見た後 「あ…」 空かさず背中を向けた。
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