第二章・騎士学校

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「エヴァザがどうして亡くなったのかは この際置いておきましょう。 私がアルレーネに魔王討伐を命じたのはあくまでも表向きです 実際はこのイヴ・レインを連れてくる事にあったのです」 「え?」 「エヴァザの率いる魔族の者達にやられない実力 そしてイヴ・レインを連れ帰ってくれる心の広い者。 この二つをやり遂げられるのは貴方だけと私は判断しました」 「でも、俺は大切な壺を…」 「あれは私が隠れてやったのです」 意外な策士っぷりに額に手を当て、項垂れる。
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