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その直感に従い逃げようとした時。
「退いて」
背後から声が響いた。
飛び上がると共に振り返るが、そこには誰も居ない。
…目に見えない魔族か?
「イヴ様っ!」
再び背後から声が響く、振り返ろうとした時
俺は宙を舞い、尻餅を付いた。
「お身体は大丈夫ですか?あ、お父様死んじゃいましたよ」
尻から頭を貫く痛み。
尻を撫でながら、視線を扉に向けると
先ほどの銀色の髪の女が一人の少女の前に膝を付いていた。
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