第1話

5/8
前へ
/116ページ
次へ
「何で・・・っていいでしょ?」 「よくねーよ。好きなんだろ?」 「好きだったの。でも告白された時はもう違ったの!」 優弥はやけくそで言った 「他に好きな奴がいるってことか?」 「えっ、そうなの?」 佳孝が乗り出して聞く どうやら耳栓の効果はなかったもよう 「違うよ。そうじゃない・・・もういいじゃない。私の話は・・・もうみんなリハ始まるでしょ!行った行った。」 優弥はみんなを追っ払うように手を振った みんなは疑がったまましぶしぶ部屋を出た 一人になるとイスに座り机に伏せる は~疲れた・・・まさか本人目の前にして言えるわけがないじゃない でもあんなこと言うなんて・・・見込みなんだな~ 優弥はまた悲しい気持ちになった
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!

899人が本棚に入れています
本棚に追加