あなたの"隣"

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彼とは、同じクラスなだけで、面識は全くない。 そんな私が告白しても、結果は目に見えてる。 だけど、思い出になってしまう前に是永くんに、伝えたかった。 サクサクっ… 是永くんは、何も言わずに、私に背を向けて歩きだす。 「…あっ!あの…」 思わず呼び止めてしまう私。 「いいけど」 是永くんは、止まって小さな声で答えてくれた。
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