おいおい…透明人間じゃねぇか

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おいおい…透明人間じゃねぇか

『んうぅぅ~!』 二日酔いの頭痛に襲われながら、最悪の目覚めを迎えた。 外では蝉が豪快に合唱してやがる 嫌な汗で全身ぐっしょりだ ピリリリリッピリリリリッ この音が頭に響くことぉ 『んあぁ?電話か~』 枕元にある携帯を取る。 ピッ 『もしもし~?こちら葛飾区亀有公園ま-』 「何バカな事言ってんのよ!」 あぁ、この耳と頭痛にキンキンくる声は 『なんだ、嬉々(きき)か』 ったく腐れ幼なじみだ 「なんだとはなによ!?それより、あんた今日は何の日かわかってる!?」 んぅ? なんだっけ? てかあれ? 俺っていつ部屋に戻って来たんだ? なんだか混乱する 『わりぃ…二日酔いで記憶が…』
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