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彼は驚いた顔で私を見た
「おまえ…
今までどこにいたんだよ?」
「ずっとここらを
漂ってた」
「やっと会えた…
良かった…
もう離さない」
「それは無理よ
私はここにいてはいけない存在…
もう
消えなければならないの…」
「どうして!?
やっと会えたのに
もう離れない
行くなっ
行かないでくれっ!」
そういって
彼は私に手を伸ばし
掴もうとするが
それは空を切っただけだった…
そろそろ
行かなくてはならないようだ…
「笑って…」
それだけ言って
私は`消えた´
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