お兄ちゃん...

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....いな ..いな ・・・・・・せいな 兄から呼ばれてゆっくりと重い瞼を開いた 「ぉ...お兄ちゃん。」 「どうしたんだ。星菜制服が血だらけになってたぞ..一体何が有ったんだ?」 どうしよう... いつもは目を見ないお兄ちゃんが私の目を見ている... 何で!? 心臓が壊れそうに激しく鼓動を打っているのは... 「シクシクッ...お兄ちゃんお兄ちゃん」 なぜか私は涙が溢れてお兄ちゃんの胸元に顔をうずめてこれまで無いぐらいに泣いた 「星菜、兄ちゃんが付いてるから大丈夫だよ。学校でなにかあったんだな。もう、学校に無理して行かなくていい。父さんと母さんに説明するから」 「お兄ちゃん...シクシクッ.ありがとう」 そうして私はまた深い眠りについた....
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