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衝撃を受ける私を不審に思い、実物沖田総司は刀から手を離した。
「君、本当に何なの。何を知ってる?」
どうやらまだ私のことを敵か何かと勘違いしているようだが、そんなことまで今の私には気が回らなかった。
「こ、ここはいつですか!?文久‥元治!?元治何年ですか!?」
「え‥元年だけど…。それがどうかしたのか?」
きっとかの有名な藤堂平助であろう人が、私の突然の勢いにたじろぎながら教えてくれた。
そんなに昔なのか、ここは。
もはや先輩と同じだのと考えている余裕はなかった。
帰らなくちゃ、元の世界に…!
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