四時の悪魔

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「とりあえずだな、俺は十二体の悪魔の中で四時を司る。位の高い悪魔なんだぞ」 「十二?えっと…二十四じゃないの?」 「あぁ、朝から昼までは天使の野郎共の時間だ。悪魔は午後の一時から夜の十二時まで」 なるほど、だから十二なのか。 「で、一時から順に位が高くなる」 てことは… 「くまは下っ端じゃん」 「なんだと!!悪魔の中で時間を司れるのは十二体しかいないんぞ!!それだけでも凄いんだからな!!」 正直、くまが怒鳴っても迫力も何もあったもんじゃない。 「はいはい、ごめんね」 「なっ!?…」 俺の腕一振り…いや、睨み付けただけで殺せるというのに…
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