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飛行機の速度は多分音速。
それでも6時間かかった。
機内に用意されていた雑誌を全て読みあさり、コーヒーを12杯もおかわりした。
しばらくし、機長から着席とシートベルト着用のアナウンスが流れる。
守は座席につき、シートベルトをしめる。
黒服の男も同じようにシートベルトをしめた。
機体は着陸の準備に入った。
窓からはすっかり夕暮れに包まれた孤島が見える。
島はかなり大きく、街のような明かりの集まりが何箇所か確認できた。
やがて何度か旋回したあと、島の端にある滑走路に滑り込むように着陸した。
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