全ての始まり

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(僕、美作伯耆は今日をもって、踏み入れてはいけない世界へ引きずり込まれるとは、思ってもいなかった。) 伯耆は、高校2年の始業式、クラス替えもあり新たな青春が待っているかと、ドキドキしていた。 「お!、伯耆ーまたお前と同じクラスなのかよ。」 笑いながら話しかけてきた男、『森 春平モリシュンペイ』である。 森と伯耆は、小学校の時からの腐れ縁であり、毎回同じクラスだった。 「なんでまた森と一緒なんだよ…」 肩を落として落ち込んでいると、隣から 「美作くん今年もよろしくね!」 と、元気よく話しかけてくる女の子、『北沢真波キタザワマナミ』だった。
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