本日は転生なり。

2/3
前へ
/511ページ
次へ
神様って適当だよね。 約束はさ、悪魔とかあっちのが守るんじゃない?って最近、 いや今思ったんだよね。能力も才能もまだ決めてないのに。 俺が今どこに居ると思う? 確かに記憶はあるよ、 喋れる歩ける、、 特に困るような年齢でもないよ? でもさ…魔法が使えるって事は、魔物みたいな敵がいるわけだ… なんで解るかって? 目の前に居るからだよ、大きいトカゲ、、 いやそんな可愛くないなもうさ 恐竜だよこれは、 ムリムリムリムリ 俺、 生まれ変わって早二分いきなり死ぬのかよ 目の前の口をあけて 止まっている恐竜に恐怖を感じながら死を覚悟… 『ん……止まってる?』 首を傾いだ瞬間、 頭に直接言葉が流れ込んできた。 『《あぁーテストテスト、聞こえるかな?》』 気持ち悪い、エコーの効きすぎた甲子園のマイクのような感じで頭にひびく。 文字で表すならば あぁぁあぁあ てててぇすすすぅとととぉ… みたいな感じだ。 聞こえているが… どう返せばいいかわからん。 『《思うだけで構わん、ソナタの能力と才能だが、 望むだけ叶えると天使がいったからのう、順次追加する事にしたのじゃよ、だから怒るでない、、、うん、まぁ落ち着け、とりあえず欲しい力はなんだ?》』 今欲しいのは目の前の敵を倒すか敵から逃げれる力だ、、うん 大事だ、生まれて二分で死にたくはないものだ、、、 (もっとも前世合わせたら27年は生きてるのだが…。) 『《うむ、良かろう、 そちらでは力こそ全てじゃ、必要そうなの適当につけとくのでな、 まぁ、頑張ってくれ》』 ぷつんと言う、テレビやマイクの電源を落とした音と共に、周りが動き出した。 目の前の恐竜も… 『だぁあああああああ』 牙がが自分に来ると思った時には、 既に全てが終わっていた。 目の前の恐竜?は頭から尻尾まで真っ二つに綺麗に裂かれ、 数秒の遅れとともに左右の恐竜の肉から血が吹き出した。 《ズゥウン!!》 と地響きのような音が後ろからして目の前に居たはずの恐竜は居ない事に気づけば 音のした方向を見つめた。 (真っ二つってこれの事だな…助かった) ほっと息をついた俺は 生きている事に喜んだ。
/511ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5762人が本棚に入れています
本棚に追加