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──かっこいいなぁ。
僕はベッドの上で体育座りをしていつも健斗さんが使っている枕をギュウと抱き締めながら健斗さんを見つめる。
健斗さんと僕との距離は2メートルくらい。いや、そんなに無いかも。
健斗さんのその黒い瞳で見つめられたい。
健斗さんのその喉で僕の名前を呼んで欲しい。
健斗さんのその腕に抱き締められたい。
健斗さんのその口にキスをされたい。
健斗さんを見るたびに僕の欲は増す。
でも健斗さんは今仕事中。
健斗さんは仕事に対して驚く程集中をする。
きっと今地震がきても動じない。
だから仕事中の健斗さんには絶対に構ってもらえない。
だから僕は待つ。
ただ待つ。
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