僕とPCとの実力差

4/10
前へ
/10ページ
次へ
カタカタ、カタカタ、カタカタ 今健斗さんはどんな文章を打っているのか。 健斗さんは小説家。 しかも大人気小説家。 悩んでいるのか眉間にシワを寄せている。 そんな表情でさえも格好が良い。 僕は学生。 いや、高校生だった。 今も、もし学校に行き続けていたら高校三年生だったはず。 でも、僕の両親は死んだ。 事故だ。 僕の親は両方とも天涯孤独と言うやつで、身寄りの無い僕は何故かよくわからないけれど健斗さんに引き取られた。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加