回想 そして 現在

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「園崎は自分のことが多かったからな。俺からは周りのことについて話しておく。その前に…俺は、榊 嶺(サカキ リョウ)高月とは親友だ。周りの環境について補足すると…む」 そこでふと何かを考えているような顔をする榊 だがそれは一瞬で 「俺達はよくツルんでるメンバーだ。クラスは2-A。高月は結構勉強ができる側だったし。因みに俺達が通う学校の名前とか場所は覚えてるか?」 榊に尋ねられ、ふむ…とゆっくり記憶を探る するとすんなりとそれは出てきた 「…学校の名前は中宮高校。場所は桃色ヶ丘の麓のあたり…だっけ?」 「正解だ。どうやら覚えているようだな。とりあえず退院が出来たら学校にもまた通うようになるだろうからな。その時は俺達で色々と面倒はみてやるから安心しろ。俺からは以上だ」 じゃあ美奈にパス、と言うと美奈が席を立ちこちらを見つめる なんの感情を混ぜているのかわからない色をした眼で こちらをずーっと見ている しばらく沈黙したあと美奈の自己紹介が始まった
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